お米は人間と同じで生きています。月日と共に老化していきます。
お米の鮮度を保つには、一度に大量に購入することを避け約1か月程度で食べられる量を購入することをおすすめします。
特に水の懸かる場所や臭いが強い物の近く保存するとお米に臭いが吸着します。
お米の保管場所も直射日光を避け冷暗所で保管することをお願いしております。
できれば低温で温度が一定に保たれている冷蔵庫の野菜室などに保管すると良いでしょう。
特に、白米は玄米より老化が早く、精米の後からおよそ1ヶ月を過ぎると、味が少しづつ落ちてくるといわれています。鮮度を大切にするためにも、おいしく食べることができる賞味期間を下記のようにご参考までにご案内させていただきます。
4~5月頃まで | 約1ヶ月くらい(気温が少しづつ上昇してくる頃です。食味の低下が早くなってきます。) |
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6月 | 約20日~25日くらい |
7月~9月上旬頃まで | 約15日くらい |
9月中旬~3月頃まで | 約2ヶ月くらい |
「お米を研ぐ・・」という事は、「お米の周りの糠を取り除くだけ・・」と考えて下さい。
力を込めてゴシゴシ洗っておられる方、いらっしゃいませんか?精米の技術が進んでいる今は、それほど力を入れて研ぐ必要はありません。
一番大切な事は、「すすぎ」を手早くすることです。ゆっくりと研いでいると水に溶けた糠がお米について、糠臭いご飯になってしまうのです。
- 炊飯器のお釜の中に、水を先に入れておき、その中にお米を入れ(瞬間的に、きれいな水を吸わせるのが良いのです。)、さっと2~3回手早くかき回し、水を捨てます。
- 2回目も水を入れたら同様に、手早くかき回して捨てます。
- この繰り返しを水が澄んでくるまで続けます。
ポイント!
あくまでも洗米は、「手早く!」が、おいしく炊き上げる基本です。
◆水加減
水加減は炊飯器に付いている目盛りに合わせるのが一番簡単な方法ですが、お好みにより適宜調節して下さい。通常はお米1に対して水1.2倍程ですが、当店の「ミルキークィーン」・「コシヒカリ」など品種により調節が必要となります。
全般的に当店のお米は他よりも少し少なめがよろしいかと思います。
◆準備
美味しいごはんを炊くためには、お米の芯までたっぷりと水を浸透させてから火にかけなければなりません。
研いでから直ぐに火にかけてもご飯は炊けますが、あまりふっくらとせず、少し固めに炊き上がってしまうでしょう。冬場なら最低1~2時間、夏場でも30分以上は浸して下さい。どうしても浸す時間がない時は、ぬるま湯に最低10分間は浸して下さい。
もう一つ、夏場ですが、夜研いで朝炊かれる場合は、火をつける前にお水を替えるのも、ご飯が臭くならない秘訣の一つです。
蒸らす
- 各メーカーの炊飯器にもよりますが、炊きあがりのブザーが蒸らし時間のない場合は、15分ほどフタを開けずに蒸らして下さい。
- その後、(蒸らし時間込みの炊飯器も)直ぐにフタを開けて、しゃもじを内釜に沿うように入れ、底から返すように手早く混ぜて下さい。
- 手早く混ぜたら、しばらくそのままフタを開けておき、余分な水分を飛ばします。
最近の炊飯器は改良されてきているようですが、長時間の保温は味も臭いも変化させる原因となります。余るようでしたら炊飯器から取り出し、冷蔵もしくは冷凍保存し、電子レンジで温め直すのが最良でしょう。