玄米の効果

 

玄米の効果について

 

玄米の写真

 

 

玄米とは?

 

 

玄米とは、組織構造的に外側から外糠層(果皮・種皮)、内糠層(糊粉層)、澱粉総となっております。

 

果皮から糊粉層までの糠層は重量比で玄米全体の約5~6%ぐらいでそこに胚芽約2~3%を足した、約7~9%が糠ということになります。

 

 

玄米のしくみ

 

その部分にビタミン、ミネラル、食物繊維、微量栄養素など玄米の栄養素がほとんど含まれております。

 

通常、お米として一般的に食べられている白米にする際にその栄養素を多く含む部分を捨ててしまいます。

 

それは、とてももったいないことです。

 

 

 

玄米と白米の栄養比較

 

 

栄養素比較 玄米 白米
エネルギー 350Kcal

356Kcal

タンパク質 6.8g 6.1g
脂質 2.7g 0.9g
炭水化物 73.8g 77.1g
ナトリウム 1mg 1mg
カリウム 230mg 88mg
カルシウム 9mg 5mg
マグネシウム 110mg 23mg
リン 290mg 94mg
2.1mg 0.8mg
亜鉛 1.8mg 1.4mg
0.27mg 0.22mg
マンガン 2.05mg 0.80mg
ビタミンE 1.4mg 0.1mg
ビタミンB1 0.41mg 0.08mg
ビタミンB2 0.04mg 0.02mg
ナイアシン 6.3mg 1.2mg
葉酸 27mcg 12mcg
パントテン酸 1.36mg 0.66mg
食物繊維 3.0g 0.5g

 

 

現代の日本人には、ビタミンB群、マグネシウム、鉄、食物繊維が不足がちです。

 

 

食物繊維

 

 

男女ともにビタミンB1、ビタミンB6、マグネシウム、食物繊維の摂取量が少ない傾向で女性ではさらに鉄分が不足がちです。

 

玄米には、ビタミンB1、ビタミンB6が含まれています。

 

このビタミンB群は、エネルギーやタンパク質の代謝に重要な栄養素で栄養ドリンクにも配合されているように疲れやをとる効果や肌荒れ予防、身体が優れないといった時に必要な栄養素であります。

 

食物繊維は、現在の日本人が最も不足している成分のひとつです。

 

皆さんがご存知のとおり体に必要な栄養素で肥満や糖尿病などあらゆる病気や体の健康維持にとても関係してくる成分です。

 

玄米を食べることで食物繊維を補う事が出来ます。

 

玄米には、ビタミン、食物繊維、ミネラル以外にも大事な栄養素が含まれています。

 

 

 

玄米に含まれている栄養素

 

 

ビタミンB1

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあり皮膚や粘膜の健康維持にも必要なビタミンです。
疲労回復にも効果があるといわれております。

 

ビタミンE

ビタミンEは、ホルモンの分泌を促し、自律神経失調症や更年期障害の予防や老化防止、シミ・動脈硬化・生活習慣病の予防、血行促進など体調を整えてくれる働きがあります。

 

フィチン酸

フィチン酸は、抗ガン効果がありさまざまながんを予防する効果があります。

他にも抗酸化作用、老化遅延効果、排毒排泄作用、心臓・血管疾患の予防に期待できるようです。

 

イノシトール

フィチン酸からつくられて脂肪肝予防や動脈硬化予防やカルシウムの吸収を促進する効果、肝機能改善、コレステロール血栓の改善などにも効果があります。

 

フェルラ酸

ポリフェノールの一種で抗酸化作用があり大腸がんのなどの予防や認知症予防効果も期待できます。

 

アラビノキシラン

NK細胞の活性化、抗酸化作用。

 

γ-オリザノール

コレステロールを低下させる作用、抗ガン作用、抗酸化作用、脳機能改善作用や自律神経失調症、更年期障害、潰瘍などにも効果的で治療薬にも使用されています。
他にもシミ・小じわの予防などにも効果的です。

 

マグネシウム

マグネシウムは、カルシウムと同じく骨に貯蔵される栄養素で骨の健康維持をはじめ体内の多くの機能を調整する役割があります。

 

植物ステロール

血中の悪玉コレステロールを下げる働きがありコレステロールの吸収を抑える効果があり生活習慣病の予防や糖尿病の改善する効果も期待できます。

 

ギャバ

GABA(ギャバ)には、認知症、脳梗塞、動脈硬化を予防・改善効果や肝臓・腎臓の機能改善効果やストレスを軽減し精神を安定させたり、血圧やコレステロールを下げたり、アトピーやアレルギーに効果的だという事も期待できます。

 

他にも様々な効用が期待できます。

 

・腸内での有用微生物の繁殖により腸内の免疫が良くなります。

 

・生活習慣病の予防、治療にも期待できます。

 

・便秘改善、排便促進効果があり玄米に含まれている豊富な食物繊維で便量が増えてその刺激で排便が促進されます。

 

・玄米菜食を続ける事により健康に良い弱アルカリ体質になります。

 

・食事のバランスが良くなり間食が減りダイエットに有効的です。

 

・低体温の改善も期待されます。

 

 

このように玄米には、様々な栄養素が含まれているので主食を白米やパンから玄米に変えることで大変バランスの摂れた食事を摂取することができます。

 

 

玄米ごはんの写真

 

 

歯周病、骨粗しょう症、精神異常、うつ、アトピー、小児疾患、脂質異常症、不妊症、認知症、脳梗塞、腎臓病、緑内障、糖尿病、がんなど玄米を食べることで改善される可能性もありますのでぜひ玄米食をおすすめします。

 

 

玄米を食べるとよく噛む習慣がつき肥満防止につながります。

 

 

よく噛むということは、身体にとってとてもメリットがあります。

 

①肥満の防止

 

②味覚の発達

 

③言葉の発音が良くなる

 

④脳の発達

 

⑤歯の病気の予防

 

⑥ガンの予防

 

⑦胃腸の働きを促進

 

⑧体力の向上

 

などよく噛む習慣がつくことでいろいろな効果が期待できます。

 

 

よく噛むことの大切さ

 

 

玄米を良く噛む

 

 

玄米ご飯を食べるには、白米のご飯を食べることに比べるとよく噛まないと飲み込めにくいので、自然に噛む回数が増えていきます。

 

たくさん噛むことによって唾液がたくさんでてくるのです。

 

唾液がたくさん出ることにより口の中の免疫力が高まり、雑菌が増えにくくなり風邪がひきにくくなります。

 

唾液には、口の中の細菌の繁殖を防ぐ作用以外にも、消化作用、消化粘膜を保護する作用、味覚の働きを良くする作用がある以外に歯を強化する作用や、殺菌、抗菌作用を持つ免疫などが含まれています。

 

よく噛むことにより健康に良いということです。

 

 

 

玄米を選ぶ際に一番大事なこと

 

 

玄米を選ぶ際に一番大切なことは、農薬を使用しているのか?していないのか?です。

 

玄米の胚芽やぬか層には、残留農薬が溜まりやすいと言われています。

 

通常どおり栽培された玄米には、残留農薬が心配です。

 

日本の農薬使用の基準は、他の国の基準よりもゆるいといわれており、まだ他の国で使用禁止な農薬も使用することが認められています。

 

できれば化学肥料を使用して栽培されたものより無化学肥料で栽培されたものがより安心です。

 

せっかく健康の為に玄米を食べるのですから無農薬・無化学肥料栽培の玄米をお選びください!

 

 

 

おすすめの無農薬玄米