米糠とは??玄米を精米(白米や7分精米など表面を削ること)するときに取り除かれるものです。
昔は糠は、糠床や石鹸のかわりにつかわれるなど、日本人の生活の中で愛用されていました。
どれだけ糠が体に良いかと言いますと、現代人に不足しがちなビタミンやミネラル、そして食物繊維が豊富に含まれているのです。
血清中のコレステロールを抑え、肝臓コレステロールを低下させるとの報告もあります。
さらに、米糠の油のなかに含まれるガンマオリザノールには、成長促進作用や自律神経失調症や更年期障害に有効とされています。
米を精米して取り除かれる糠は、体に良いことは知られているのですが、なかなか食べられないのが現実です。
せっかく米糠を使った料理を考えてみても家族に飽きられてしまったり、色彩がよくなかったりします。
だが、あきらめてはいけません。
そんな米糠の栄養を簡単に摂ることができる料理があります。
それが…糠漬けです。日本人にとって古くから親しみのある漬物、和食には欠かせない一品ではあるが、洋食と合わせても、そのさっぱりとした食感は意外としっくりきます。
この際、糠床を作ってみては、いかがでしょうか? 作り方は以外と簡単で米糠にその1~1.5倍の塩水を少量ずつ加えながら耳たぶ程度の硬さになるまで混ぜ合わせ、ビールなどを少量加えて発酵させれば、1週間程度で糠床が出来上がります。
ここに好みの野菜を付け込めば良いだけです。
一日一回~2回はかき回さないといけませんが、保存料など一切使用しない健康食品を作ることができるのです。
その他にも、お風呂に入れてみたり、洗剤の代わりに使用したり、美容にも効果があり米糠パックやボディーソプや洗顔料に使用したりできます。
米糠をフライパンで油をひかないで8分ほど乾煎りすれば殺菌効果や糠臭さがなくなって食べることもできます。
色んな料理に少し乾煎りした米糠を足して栄養価の向上にもなります。
他にもドリンクに混ぜて飲んだりと健康面でも期待できます。
しかし、米糠は無農薬糠をおすすめしたいです。
米糠には、玄米のなかでも残留農薬が溜まりやすい場所を削り取った物が米糠になるのでぜひ無農薬糠をお使いくださいませ。