玄米には葉酸が豊富に含まれているため、妊婦さんや子どもの健康にとっても良い食材です。
以下では、玄米に含まれる葉酸について詳しく説明します。
【玄米に含まれる葉酸の量】
玄米100gあたり約27㎍の葉酸が含まれています。
これは、玄米以外の主食と比較しても、なかなかの量です。
ただし、葉酸の吸収率は、調理方法や食べ方によって変わるため、意識的に取り入れることが大切です。
【葉酸の効果】
葉酸には、以下のような効果があります。
神経管閉鎖障害を予防する効果
葉酸は、胎児の神経管形成時期に重要な栄養素であり、葉酸不足によって神経管閉鎖障害と呼ばれる先天異常が発生するリスクが高くなります。
妊娠初期から葉酸を積極的に摂取することで、神経管閉鎖障害の予防につながります。
貧血の改善効果
葉酸は、赤血球の生成に関わる栄養素であり、貧血の改善にも効果があります。
心臓病や脳卒中のリスク低下効果
葉酸は、血液中のホモシステインという物質の値を下げることができます。
ホモシステインの値が高いと、心臓病や脳卒中のリスクが高まると言われています。
【葉酸の摂取方法】
葉酸は、サプリメントや食品から摂取することができますが、自然食品から摂取することが望ましいです。
玄米は、栄養素のバランスが良く、葉酸以外にもたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
また、食物繊維も豊富なため、腸内環境を整える効果も期待できます。